明るく爽やかなカフェにしたい

オーナー様とはじめてお会いした時に出た、お店づくりのご要望でした。
イタリアとニュージーランドで修業をされてきたということで、本格的なイタリアンレストランをご希望されているのかと思っていたのですが、 オーナー様曰く「誰でも気軽に立ち寄って、のんびり食べたり飲んだりしてほしい」という。
オーナー様の気さくな人柄に合ったプランづくりをしなくては、という思いがフツフツと湧き上がりました。

はじまり

このプランはこんなテナント物件をリノベーション(改修)しました

A・すでに建物の位置や向きが北向きであること
B・メインのガラス窓がFIX窓、北向き
C・パーキングエリアや駐車台数(8台)なども決まっている
D・敷地は全面アスファルト
E・建物外観の雰囲気はオーナー様も気に入っている(特に上部帯部分のコンクリート風)
F・外壁はいわゆるサイディングという外壁材(タイル風な少しチープな雰囲気)
G・内部はオフィス向けのさっぱりした空間

スケッチイメージ

ラフゾーニングプランがかたまったら、 各ゾーンのイメージスケッチを進めていきます。

床や壁の素材感や、照明器具の取り付け位置、 設備機器や物販品、家具・雑貨の置き場所など 全体を見渡せるようなイメージをラフスケッチ でご確認いただきます。

お店をつくる=コンセプトをつくる

DIPが設計・インテリアデザイン・外構デザインなどのご提案をする場合にイメージするのは、オープンしてからも続くトータルデザインです。
外壁を塗装したり、内部の空間にクロスを張ったりタイルを貼ったり、照明器具を取り付けたり。
それはあたりまえの作業として起こってきますが、その先にある細かなスタイリングまで責任を持ってコーディネートさせていただいています。
この空間にはどんなものが合うのか?
どんなカトラリーで食事をするのか?
寒いときに出すブランケットの色は?
壁が寂しいけれど何を飾ればいいのか?
手持ちのもので使ってみたい小物があるけれど、センス良くまとまるのかなぁ?などなど。  
お店の雰囲気はいわゆるそのお店の「コンセプト」です。 オーナー様やスタッフ様の技術やサービスをより素敵にアピールするための大切な場所になります。

扉をあけてはいると、まずはテーブル席があります。
床は、オーナー様がコンクリートが好きだということと、コストのこともありあり、現況の床材をはがしてそのまま利用できれば ということも視野に入れていました。
しかし、いざはがしてみたところ糊でベトベト。
急遽思考の方向転換をし、ケイ酸カルシウム板を床にランダムに 貼り、埃が舞わないよう防塵クリア塗装をして理想に近づけました。 壁には腰高までタイルを貼り、その上は塗装風のクロスを張って メリハリをつけています。

タイルは汚れ防止も兼ねていますが、イタリアが大好きなオーナー 様の修業の歴史を空気感で残したいという思いで、タイル張りに黄土色の目地塗装というイタリアンバル風な形にしています。

カフェ正面、一番のメインの場所には、 ソファエリアをつくりました
おひとりで来てゆっくり読書を楽しんだりできるようなリラックス感を大切に。

床は、音を吸収し心地よい柔らかさのあるカーペット敷きに。
少し高価なロールタイプを敷いて、ホテルのロビーのように。

ソファは座面の深いアームチェアを買付し、それぞれにクッションを置いてかわいらしさも演出。
男性のオーナー様ですので、かわいくなりすぎないよう色はクールにおさえて。

照明は都内の中東家具全般を扱うお店でエジプト製のペンダントライトを購入。
オーナー様に提案したところ、大変気に入っていただき即決でした!

テーブルはソファに合わせて食べやすいよう脚をカットしてあります。

キッチン側にはゆったりとしたカウンターがあります。
床から立ち上がる壁には、床と同じケイ酸カルシウム板を張り、靴の汚れがつきにくく、足元を落ち着かせました。
はじめはここをブロック積みにする予定でしたが、コストの問題や表面の処理の仕方(ざらざら感)などから、床材と同じものを貼りましょうという結論に至り、完成後は両者納得の形になりました。

カウンターにはオーク材のメラミンを使用し、奥行きを60cmとゆったりと作ることでゆとりと高級感を出すことができ、オープン後にもとても良い感想をいただいています。

ボール型のペンダントライトは、お店のスパイスになるようそれぞれの高さを変えて単調さをなくしているテーブル席側と、受け渡し等の機能面を考えて同じ高さに取りつけたカウンター側の2パターンあります。

スケッチイメージ

お店の印象を決める外のつくりかた

外観は、無機質と有機質を上手にバランスよくデザインしようと考えていました。 問題は、

・コストとデザインのバランス・・・あまりお金をかけ過ぎてはいけない。
                 でも、チープにならないように。
・オフィスっぽい雰囲気を脱却!・・・あくまでカジュアルなカフェにするために
                  柔らかく和める空気をつくりたい。
・メインの面と駐車スペースのかかわり・・・駐車台数は確保しつつ、入りたくなる
                     ようなオシャレな雰囲気をメインで見せる。
・お隣りのお店との境界・・・あまり大がかりにはできないけれど、なんとなく別店舗
              だということを認識してもらう。
・外観全体のイメージ・・・集客ターゲットとお店のコンセプトのズレが生じないように
             奇抜になり過ぎず、入りやすくオシャレに。  

  

スケッチイメージ

サインやDTPデザインのはなし

サイン(看板)やDTPデータ製作(リーレット・名刺等の紙媒体)もお願いできますか? というお客様がたくさんいらっしゃいます。

DIPでは、お店のコンセプトを充分に理解したうえでサインやDTPの製作もお受けしています。
文字のひとつ、色のひとつをとっても膨大な種類があります。
文字をデザインする、ロゴをデザインする、色を合わせる、、、お忙しいオーナー様に代わって丁寧に製作していきます。

集客のカギになるパンフレット、オーナー様やスタッフ様の顔になる名刺は、店舗設計と同じくらい大切なものになります。

お気軽にお申し付けください。

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