建築探求の旅 インド | DIP建築都市設計事務所の建築日記

2021.08.24

建築探求の旅 インド

Photo by sayama

 

 

 

みなさま、こんにちは。DIPの佐山です。いよいよ季節が本格的に夏らしくなってまいりました。毎年のことではありますが、水分補給はしっかりと、くれぐれも熱中症には気をつけてお過ごしください。

 

最近は、インドで発見されたコロナウイルスの変異株が、猛威を奮いはじめているようです。特に現地インドの状況を見ると、大変心が痛みます。

私も過去に1度だけインドに足を運んだことがあり、大きなカルチャーショックと、インドの人々の熱量に驚かされたものです。

 

今回は、そんなインドを訪れた時のことを思い出して、書いてみようと思います。

突然ですが、「マハトマ・ガンディー」を知っていますか?細かい功績などは知らずとも、名前くらいは聞いたことがある方がほとんどだと思います。

 

では、「スバス・チャンドラ・ボース」という人を知っていますか?

実は彼も、インド独立のために人生をかけて戦った英雄なのです。

 

時は、2017年まで遡ります。ある日、ディップの事務所に1本の電話がありました。

「設計をお願いしたいので、会えないか?」と。彼の名前は、インド人のB.Sディシュムクさん。

早速お会いして話を聞くと「日光で、チャンドラ・ボースの平和記念公園をつくりたい」と相談をされました。

私としては、まず「チャンドラ・ボース」が分からない。そして『なぜ日本に?なぜ日光に?』という思いです。

 

ディシュムクさんは、45年前から日本にいて、日本語は堪能。

お聞きした話を短くまとめると、ディシュムクさんが、日本に安置されているボースの遺骨をインドへ帰還させる運動をする中で、知人から広大な土地の寄付の話が持ち上がり、そこが日光だった。そこを、ボースとインパール作戦の戦没者の慰霊を行う場所にしようと考えた…というわけです。

 

チャンドラ・ボース平和記念公園の完成イメージ

 

 

 

慰霊塔や訪れた方の宿泊施設まで、基本的な設計は現地インドの建築家によって出来上がっていました。ただ、気候も風土も異なる日本でインドの建築物を実現させるためには、日本の建築家の協力と設計・監理ができる会社が必要だったらしく、そこでディップを見つけてくれたらしいのです。

 

その後の経緯は省きますが、建設の資金を募るために、日本で記者会見や、現地インドでの広報活動も一緒に行うことになり、その流れでインドを訪れることになったのでした。

日本での記者会見の内容は、2017年6月28日下野新聞に掲載されました。

 

 

 

 

2018年6月、インドの首都デリーにある「インディラ・ガンディー国際空港」。

 

 

 

到着の次の日は、早速記者会見。インドの環境大臣がいらっしゃるなど、現地での注目度の高さを感じました。

 

現地インドでの記者会見の様子。たくさんの人が訪れてくださいました。

 

 

 

その日の夜は、プネ市にあるディシュムクさんのコンドミニアムへの宿泊を勧められたのですが、落ち着いて休みたかったのもあり、トゥクトゥクに乗って近くのホテルに宿泊することに。

三輪タクシー「トゥクトゥク」

 

 

 

ところがこのホテル、部屋に入ってみると床もベッドもお世辞にもキレイとは言えず(正直に言ってしまえば、大変汚く…)、窓は壊れて閉まらないため、虫もどんどん入ってきます。結局一睡もできずに朝を迎え、フラフラしつつ、現地同行は続きます。

眠れなかったホテルのエントランス。こう見るとキレイそうに見えるのですが…

 

 

 

このままでは身体が持たないと、残りの2泊は自分でプネ市にある「コンラッドホテルインターナショナル」の部屋を取ることに。

さすが、世界基準のホテルで綺麗さもサービスの高さも素晴らしく、ホテルでの時間は心穏やかに過ごすことができました。ここでも、つい設計・デザイン的に興味の惹かれるところを写真に取るなど、職業病が出てしまいますね。

Conrad  Pune メインエントランス

バスルームの鏡に、モニターが埋め込まれています。なかなかおもしろいですね。

 

 

 

滞在期間は、現地の大学の学長や、ドバイの社長、インドのデザイナーなど色々な方とお会いする機会もあり、新鮮でした。

写真右端の方が、ディシュムクさんです。

 

 

 

 

 

 

ただ、街を見渡すと、インドにはまだまだ貧しい場所や人も多く、日本がいかに安全で衛生的で、恵まれているかを痛感いたしました。

 

 

 

タクシーの客引きや、花売りなど、多くの人々が生きるために懸命で、そこには、今の日本で失われた人間の熱量を感じずにはいられませんでした。私佐山も、もっと自分を高めるべく精進しないと、などと思った次第です。

 

 

 

今は非常に大変な状況かとは思いますが、またあの元気で、熱量のあふれるインドを取り戻していただきたいと願っております。

 

その際には、今回の旅では叶わなかった、北部チャンディーガルの世界遺産、建築家ル・コルビュジエの建築群を、ゆっくり見てまわりたいものです。

 

資金を募っている最中に、コロナが流行してしまい、「チャンドラ・ボースの平和記念公園」の計画は、まだ実現にはいたっておりませんが、ディップでは、このように様々な建築・設計の相談を受け付けております。ぜひお気軽にご相談いただけますと幸いです。

 

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