玄関の鏡の位置は?開運を呼び込む玄関の風水

暮らし方

玄関に設置する鏡は外出前の身だしなみチェックだけでなく、風水として運を引き寄せる・呼び込む効果があるとされています。

鏡の設置場所によって引き寄せる運気も変わってくるため、どの場所が好ましいか知りたい方も多いのではないでしょうか。

本記事では、玄関の鏡の設置場所によって引き寄せる運気の種類や、鏡を取り付ける際の注意点を紹介します。

これから玄関に鏡を設置する予定のある方や運気で悩んでいる方は参考にしてください。

玄関から見て「右側」か「左側」がおすすめ

鏡は古くから霊術や祭祀などに用いられてきました。「悪い運気を跳ね返す」「神様の通り道」などさまざまな由縁があり、寺院などの本殿の中央にも鏡が設置され神様を映すと言われてます。

住宅を建築する前に執り行う地鎮祭でも、鏡を祭壇に掲げ、神様を呼んで工事の安全を祈願するなどにも用いられています。

自宅の鏡も同じように、鏡を設置することで様々な運気をもたらすと言われています。外から良い気を取り込むだけでなく、悪い気を跳ね返す特徴があります。

では風水の観点から玄関の「右側」と「左側」のどちらに設置した方が良いのでしょうか?

どちらが良いかは、あなたが取り込みたい運気によって変わります。

ここでは「それぞれの設置場所によって取り込む運気の種類」と「鏡の種類」を紹介します。

取り込む運気について

正面玄関からみて「右側」に鏡を設置した場合、以下の運気が向上します。

  1. 出世運
  2. 対人運
  3. 人気運
  4. 健康運
  5. 交際運
  6. 仕事運

玄関から入った気は右側に流れ、良い気を吸収し、対人関係の運気が上昇することから、発展鏡とも言われています。仕事、人間関係などの運気を上げたい方は右側がおすすめです。

一方で左側に鏡を設置した場合は2つの運気が向上します。

  1. 金運
  2. 財運

運気は右側に流れていきますが、 左側でも問題はなく、お金に関する運気が向上します。家庭の財政が不安定な方や、借入をいち早く返済したい人、お金を増やしたい方におすすめです。

上記で紹介した通り、設置する場所によって向上する運気が異なります。一般的には右側に設置している家庭が多いですが、どちらの方に配置するのが望ましいというのではなく、自身が向上したい運気に合わせた方に設置するべきでしょう。

しかし全ての運気が欲しいがゆえに、「右側と左側の両方に鏡を設置すれば良いのでは」と思う方もいらっしゃいます。しかし鏡を合わせると、合わせ鏡となり、外からの運気を跳ね返すだけでなく、家の中の良い運気を運気を下げる要因にもなります。

古くから合わせ鏡は神様同士を対面させ争いになるとも言われています。もちろん諸説あるため、一概には言えませんが、右側の運気と左側の運気が喧嘩して、結果家の運気低下につながりかねません。必ずどちらか一つを設置しましょう。

鏡の設置場所で注意すること

鏡は右側や左側だけでなく、正面や天井などに設置できますが風水では良くありません。そのため、鏡の設置で注意することを設置場所ごとに紹介します。

玄関正面 玄関正面に鏡を設置する家庭も多いですが、家に入ってきた良い気を跳ね返してしまいます。
合わせ鏡 合わせ鏡は気の停滞につながります。
天井に設置 天井の鏡に写った人の運気を下げてしまいます。
汚れた鏡を設置する 鏡が汚れていると、反射する力が発揮できず、悪い気を吸収します。

鏡の形や大きさは風水に影響する?

鏡の形や大きさは、風水にも影響を及ぼします。

「鏡の形や種類」「額縁の色」によって運気が変わるため、紹介します。

鏡の形と種類

鏡の形と種類は主に下記の8種類に分けることができます。

  1. 凸面鏡
  2. 凹面鏡
  3. 平面鏡
  4. 八角形(八掛鏡)
  5. 丸・楕円鏡
  6. 縦長鏡
  7. 横長鏡
  8. 正方形鏡

凸面鏡

球面鏡の一種で、鏡の中央に膨らんでいるものです。カーブミラーや車のサイドミラーをイメージして頂くと分かる方も多いのではないでしょうか。寺院などの拝殿中央にある神鏡にも用いられています。凸面鏡は悪い気を散らしてくれる効果が見込めます。

凹面鏡

凸面鏡同様、球面鏡の一種であり、鏡の中央が凹んでいるものです。スプーンのような形をイメージすると分かる方も多いのではないでしょうか。凸面鏡とは真逆で、良い気を吸収してくれる効果が有ります。

平面鏡

最もポピュラーな鏡です。玄関前だけでなく、洗面台など、さまざまな場所に設置されており、100円ショップなどでも販売されている鏡は平面鏡が最も多く、簡単に購入可能です。平面鏡は気を反射する力があるとされており、悪い気を跳ね返してくれる効果が見込めます。

八角形(八掛鏡)

風水の中でも最も金運上昇効果が見込めるのが八角形(八掛鏡)です。

また八方位を表すことを意味しており、金運だけでなく全体的にバランスよく運気を引き寄せるとも考えられています。縁起の悪いことが続いたり運気を上げたいという場合に設置を検討するのが望ましいでしょう。

ただし、八角形の鏡はコンパクトなサイズが多く、実用性として多少不便を感じるデメリットもあります。

丸・楕円鏡

丸い鏡は気を集める効果があり、楕円鏡は気を散らせる効果があります。丸や楕円は円満などの意味合いもあります。家族円満、夫婦円満などの運気を向上させたい方にはピッタリな鏡です。また良い気を集めたい方は丸鏡、悪い気を散らせたい方は楕円鏡と使い分けることも可能です。

縦長鏡

独立した縦長鏡は良い気を集めてくれる効果が見込めます。体全体を映し出すことが可能なため、実用性は非常に高いです。ただし玄関では場所を取るため、玄関が狭い家庭には向いておらず、寝室や子供たちの部屋にそれぞれ置いている家庭も多いです。

横長鏡

横長鏡は金運アップ効果が見込めます。しかし実用性が悪く、横長鏡はお風呂場などにしか設置されません。玄関では顔しか確認できないため、あまり家庭では採用されていません。

正方形鏡

正方形の鏡は現在の気を保持する効果があるとされていることから、現状の運気を逃したくない方に向いています。

鏡の大きさはどれくらいがベスト

玄関に設置する鏡の大きさは、使い勝手も含めて姿見ほどの大きさが望ましいとされています。

鏡のが小さく、頭が見切れるものは運気が下がります。また鏡の位置が低く、屈む必要があるものも縁起が悪いとされています。

しかしマンションや賃貸住宅の場合は鏡を置くスペースがないこともあるでしょう。姿見ほどの大きさの鏡が壁や下駄箱に設置できない場合は、顔が収まる30㎝以上の鏡を取り付けるようにすることがベストです。

また鏡の位置も低く、屈む必要のある場合は縁起が悪いとされているため、家族全員が鏡で顔をチェックできる高さに設定しましょう。

額縁の色と素材

鏡の額縁の色や素材は家のデザインに合わせる方が多いですが、風水にも関連します。鏡の場所だけではなく、玄関の場所(向き)によって相性が良い色もあるためご紹介します。

下記の表は玄関の場所に合わせ、運気が向上するとされている色の表です。

玄関の場所
北側玄関 ベージュやアイボリー、黄色
西側玄関 ゴールドやホワイト、シルバー
南側玄関 レッドやパープル
東側玄関 グリーンやブルー
北西側玄関 ベージュやクリーム色
南東側玄関 ライトグリーンやオレンジ
北東側玄関 イエローやブラウン

額縁だけでなく、玄関前の小物の色として取り入れても問題ありません。

それぞれの特徴を詳しく解説します。

北側玄関

北側玄関は太陽の光を浴びにくいため、暗く冷えやすい傾向にあります。

そのため、ライトなどで玄関を明るくし、温かみがある色を選ぶようにしましょう。

西側玄関

西側の玄関は金運の気を持つ傾向にあります。

金運を更にアップさせるためのゴールドや、より高級感を引き立てるホワイトやシルバーとの相性も良いです。

しかし、西側玄関は運気が流れる西日に直接あたるため注意が必要です。

南側玄関

南側玄関は「火」の気をもっており、強いパワーを集める場所です。より気を集めるために、レッドやパープルとの相性が良いです。

しかし、南側玄関は水の気に弱い性質があるため、水槽や花瓶など、水に関連する物は配置しない方が良いです。

東側玄関

東側玄関は「木」の気を持っており、グリーンやブルーとの相性が良いです。

音との相性も高いため、来客用のチャイムなどの音が出るものを設置すると、運気もあがります。

北西側玄関

北西側も西側同様、「金」の気を持ちます。

そのため、ゴールドやシルバーとの相性も良いですが、ベージュやクリーム色など落ち着いた色でも運気があがります。

南東側玄関

南東側の玄関は「木」の気を持ち合わせており、良い気を集めてくれます。

ライトグリーンやオレンジ色がより運気アップに繋がります。

北東側玄関

北東側は「土」の気を持ちます。

北側同様太陽の光を浴びにくく、湿気が溜まりやすく、暗い場所です。

そのため明るい印象を与えるイエローや、土をイメージしたブラウンとの相性が良いです。 

素材について

額縁の素材には「木製」「金属製」「ガラス製」が多いです。

それぞれの風水における特徴を下記の表にまとめました。

木製 気の流れを少し遅くする、安定させる
金属製 鏡との相性も良く、気の流れを速める
ガラス製 反射する力が生じ、より気のスピードを高める

なお、プラスチック製の額縁は、運気の向上が見込めないため、上記の素材から選ぶことをおすすめします。

玄関に鏡を取り付ける際のポイント

鏡を取り付ける位置は、右側か左側だけでなく、細かな設置ポイントも考慮しないと運気の低下に繋がります。

ここでは玄関に鏡を取り付ける際のポイントを紹介します。

鏡に窓が写らないように設置する

窓も反射で物を映すと合わせ鏡と同様の扱いとなるため、気の停滞や流れを乱す形につながります。

鏡を設置する際は、窓の配置を考慮して鏡を設置しましょう。

玄関の正面に鏡を設置しない

玄関の正面に鏡があると、悪い運気を跳ね返してくれますが、良い気も跳ね返します。

つまり、風水上の効果は見込めなくなるため、玄関の正面に鏡を配置するのは控えましょう。

鬼門・裏鬼門は霊の通り道

鬼門である東北と裏鬼門の西南は霊の通り道とされており、鏡を設置すると、霊が移り混みやすいとされています。

玄関の風水を良くするには?

風水は玄関の鏡だけでなく、他の方法でも運気を上げることが可能です。

ここでは運気を上げる方法と、下げることにつながる項目を10個紹介します。

観葉植物を置く(トゲがあるものはNG)

観葉植物には、欠点や難点を見えなくする「難を隠す」効果があり、風水の運気アップに効果があります。

しかし、トゲのある観葉植物は「運を刺す」と言われており、良い気を突き放してしまうことになるため置かないようにしましょう。

常にきれいな状態にする

玄関は運気を取り入れる場所であり、かつ悪い運気を排出する場所です。

玄関の物が散乱していると、良い気を取り入れることができなくなり、悪い運気が溜まってしまいます。

そのため常にきれいな状態を維持することが望ましいです。

物を置かないだけでなく、ドアノブや玄関タイルなどは定期的に清掃し、運気を引き寄せるようにしましょう。

玄関マットで厄を取り除く

玄関マットは足についた厄を取り除いてくれると言われてます。

悪い運気を家庭に持ち込まないためにも、安くても良いので玄関マットを置くようにしましょう。

太陽光と照明で明るさをキープする

玄関が暗いままの状態では運気が入りにくくなります。

さらに幸福を引き寄せることもできなくなり、家族間の関係悪化につながることもあります。

玄関はきれいな状態を維持しながら太陽光や照明で明るさをキープすることが開運に繋がります。

日中は玄関に日の光を取り入れ、寝る前まで玄関のライトを付けておくことが理想です。

盛り塩を置く

塩は身を清めるだけでなく、邪気を払ってくれるものとして風水でも用いられています。

盛り塩は外部からの悪い気を防ぐ効果が見込めます。

しかし何日も置いたままにすると、悪い気が溜まってしまうため、定期的に交換することが望ましいです。

スポーツ用品や子供のおもちゃ仕事運の低下につながる

玄関の前にゴルフバックやサッカーボール、子供のおもちゃなどを置くと、仕事運の低下に繋がります。

先ほどお伝えした通り、玄関は常にきれいな状態を維持しなければいけません。遊びを連想させるものを置かないようにしましょう。

ダンボール類は湿気を吸収するためNG

ダンボールは湿気を吸収する効果があります。

湿気は玄関の風水として好ましくないため、宅急便の荷物や、捨てる予定のダンボールなどは玄関に置かない方が好ましいです。

玄関とトイレの芳香剤は同じものにしない

トイレの芳香剤の香りが気に入ったため、玄関にも商品を置く方が居ますが、同じものはNGです。

玄関は人を招き、運を引き寄せる場所であるためトイレより品位が高いです。

同じ芳香剤にすると、風水上同じ場所という認識となってしまうため、違う商品を置くようにしましょう。

出しておく靴は家族人数分まで

家族の人数分以上の靴を玄関に置くと、金運が低下します。風水では玄関は運気を引き寄せるだけでなく、厄落としの役割もあると考えられています。

玄関が散らかっていると、厄が家の中に入ってしまうため、靴の数は最小限が好ましいです。さらにきれいに整理整頓しておくことで、金運上昇にもつながります。

ドライフラワーは好ましくない

ドライフラワーは玄関に置いてはいけません。

観葉植物だけでなく生花など、みずみずしい花を玄関に置くことは問題ありません。

しかし、ドライフラワーは生きている花ではないため風水上好ましくありません。

風水で運気を上向きに!

今回は玄関に取り付ける鏡の設置場所や種類、注意点を紹介しました。

普段は自身の容姿をチェックするだけですが、風水では大きな運気を引き寄せる効果があります。

ただ玄関に鏡を設置すれば良いということではなく、鏡の位置やデザイン、玄関の向きを考慮した上で取り付けることが望ましいです。

更に運気を引き寄せたい方は、常に玄関をきれいな状態を保ち、定期的な清掃を心がけるだけで、より風水で運気を上向きにすることも可能でしょう。

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