DIP

Dice

取材作品

プロの目線で考える
低予算タイプの美容室と空間の演出

「独立するんだけど、予算が少なくて……」。このような相談がDIPにはしばしば舞い込んでくる。DIPが美容師やネイリスト、飲食店など、個人経営者のための店舗設計や内装デザインを請け負うのは決して珍しくはない。  

宇都宮市越戸にある美容室「Dice(ダイス)」もそんなお店のひとつ。オーナーの高津戸さんは、都内某有名店で10年経験を積み、都内で培った技術で念願の地元・宇都宮で美容室オープンを計画。2021年9月16日(木)にオープンしたばかり。

DIPなら無理のない予算の中で最大限のパフォーマンスを発揮してくれる。そう信じての依頼だったそうだ。

土地探しから始まったDiceオープンまでの道筋。元々は司法書士事務所だったという場所を美容室へとリノベーションすることに決まり、そこからたった2ヶ月でオープンすることになる。

「オープンしたい希望日が高津戸さんにあって、その日に向けて一緒に伴走しました。2ヶ月という短期間ではありましたが、イメージを常に共有できたので引き渡しまでとてもスムーズにいったと思います」。そんなふうにDIP佐山さんと設計デザイナーの轟さんは建築中のことを振り返る。

Diceの店舗内装は、黒とグレーを基調による色味の少ない無機質なイメージ。生活感を全く感じさせず、スタイリッシュなホテルやショップのようなミニマルさをイメージさせる。

天井は鉄骨の構造体をデザインに取り入れ、剥き出しにしたスケルトンに。壁面に合わせるようにペイントを施し、全体のエッジや質感などを統一。店内の雰囲気を際立たせた。

その一方で、床材は石目の長尺塩ビタイルやアクセントクロスを使いながら、お客様が真っ先に目にする受付カウンターや長時間滞在するセット面など、重要なポイントを抑えて店内にアクセントをつけている。

「素材」や「色」は空間デザインにおいてとても重要な要素である。予算さえあれば本物の素材には大いにこだわりたいが、現実はそういったわけにもいかない。

そこで優れたプロは光をうまく使う。Diceでは上からスポットライトを当て少しドラマチックで、落ち着きを感じられるようにした。

「最も効果的にお店の雰囲気づくりに影響するのは光です。空間を作っていく中で照明が果たす役割は大きく、どのような照明を使うか、どのように照明を当てるか…。そのバランスがお店の世界観や特別感を左右するといっても過言ではありません」(DIP佐山さん)。

人生をサイコロの目に例えたところに由来する「Dice」という店舗名。お店のアイキャッチとなるファサードサインは、早くも街の風景の一部となり、店舗のイメージや雰囲気を街行く人に伝えている。

実はこちらのサインは、DIPが製作。本来ならロゴ製作等はあまり受けないというが、店舗ブランディングのトータルサポートの一環としてお手伝いしたそうだ。

「ロゴデザインは店舗名が決まっていたので、楽しみながら作業させてもらいました。アイデアも色々沸いてきた中で、自然に意見がまとまっていきましたよね」とDIP轟さん。

飛躍をめざす、独立したての美容室にとって、お店づくりに関する相談をトータルでお願いできるのは本当に心強いもの。DIPの深い学識とこれまでの経験に裏打ちされた本質的で寄り添ったアドバイスは、多くの顧客から高く支持されている。

予算が少なくても知恵を振り絞ればなんとかなる。とはよくいうが、実際は「言うは易く行うは難し」。思い描いた店舗を作るのはなにかと大変に違いない。しかし、信頼できるパートナーとその想いを共有できるなら話は別。

DIPならば安心できる。
そう思わせてくれるケーススタディとなったのではないだろうか。

  • 作品名

    Dice

  • 所在地

    栃木県宇都宮市

  • 家族構成

  • 居住年数

    0.5年

  • 延床面積・間取り

    21.61坪

  • 居住タイプ・構造

    店舗・鉄骨テナント1階

  • 価格

  • 業種

    美容サロン